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伏見人

金魚さん(金魚すくい復活隊/隊長)vol.158

お祭りの露店の主役はオイラだぜ!

お祭りの風物詩と言えば、皆さん何を思い浮かべますか!?

 

私の世代だと、りんご飴、ヨーヨー吊り、見世物小屋などですね。

それと、忘れてはならないものが『金魚すくい』ですね!

 

本日は、そんな『金魚すくい』の主役「金魚さん」にお話を伺いました。

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか?

皆さん楽しませ、そして癒しの時間を提供する活動をしています!

 

人間としゃべるなんて、ずいぶん久しぶりなので、少し緊張しています。

さて、質問は何でしたけ。オイラの「仕事/活動」ですね。

ん~。別に何もしてないですけどね。

 

とりあえず、自己紹介をします!

 

オイラの生まれは、奈良県の大和郡山市

ここで幼少期を過ごし、今は、京都市伏見区の親切な飼い主さんの家で、使い古した「火鉢」の中で、快適に過しています。

 

現在の飼い主さんとは、数年前に、お祭りの露店で出会いました。

どこの神社だったか覚えていないです。

 

最初、露店の『金魚すくい』でお持ち帰りの「ビニール袋」に、仲間と共に入れられました。

帰り道の道中、子供たちが「ビニール袋」をクルクルと回し、目が回る目が回る。

もう死ぬかと思いましたよ。

 

ところが、家につくと、お婆さんが丁寧に扱ってくれて、ほんと死なずに済みました。

偽「金魚すくい」って何なのさ!!

 

最近は、『金魚すくい』が減ってきましたね。

偽金魚すくい』なるものも出てきていますけど、寂しい限りです。

 

露店での出番は減ってきましたが、「観賞用」として、熱帯魚ショップなんかで活躍している仲間も増えてきていますね。

 

「観賞用」だと、飼い主さんが、非常に丁寧に扱ってくれるので、とても快適で住み心地がいいですよ。

子どもだけではなく、仕事で疲れた大人達の「癒された顔」を見ていると、金魚に生まれてよかったと思います。

Q2. 大切にしていること/こだわり

長い歴史を誇りに思っています!

 

実は、オイラのご先祖様は「赤いフナ」です。

今から約2000年前、中国の揚子江で偶然発見されました。

 

日本へは、室町時代の中期に移り住みました。

当時は、お金持ちの「観賞用」の道楽でしたが、江戸時代に入る、庶民にも広まっていきました。

そして、品種改良で、「出目金」をはじめ、多くの親戚や仲間たちが誕生しました。

 

オイラはオーソドックスな「和金」という種類ですが、他にも「コメット」や「朱文金」、「ピンポンパール」、「オランダシシガシラ」等、様々な種類が誕生しています。

 

ちなみに、オイラの出身地「奈良県大和郡山市」の金魚の歴史は、江戸時代にまで遡ります。

1724年に「柳澤吉里」という武将が、甲斐の国(山梨県)から大和郡山へ入部のときにその歴史がスタートしたそうです。

 

そうです!

来年、2024年は大和郡山に金魚が伝来して300年周年ですよ!!

 

その後、当時の武士の間で趣味(観賞用)として飼われはじめ、しだいに町人たちの間にも広まっていきました。夏になると金魚売りが町を行きかい、これが夏の風景の一つになりました。

 

明治時代になると、郡山藩の最後の藩主「柳澤保申」が、仕事を無くした武士を救うために、金魚の生産を薦めたそうです。趣味の飼育から、産業化へ大きく変化した時代ですね。

 

そんな大和郡山市も、今や全国シェア約4割とも言われ、日本有数の金魚の産地になりました。

 

そんな古い歴史のあるオイラ。

これからもこの歴史を後世に伝えていきたいと思っています。

Q3. 伏見のココが好き!!

今住んでいる飼い主さんの家が一番です!

 

先ほども話をしましたが、昔は、お祭りと言えば『金魚すくい』という程、シンボル的な存在でした。

ただ、『金魚すくい』は、どんな人間に出会うか、ほんとヒヤヒヤものです。

丁寧に扱ってくれる飼い主さんもいるし、雑に扱う方もいたりしてね。

 

だいたいオイラ達の寿命は、15~20年です。

ただ、飼い主さんによっては、半年で天国に行く場合もあります。

どうか、大切に扱ってください。

 

それと、オイラ達は体温が低いので、できるだけ素手で触らないようにして欲しいです。

オイラ達の体温は、変温動物なので、水温と同じくらいです。

水の温度が20度だと、体温も20度。

なので、平熱で36度くらいある人間の手に触れると、火傷状態になってしまいます。

オイラ達を勝手に放流しないでね!

 

あと、オイラ達の小屋は、昔は使わなくなった「火鉢」が多かったですね。

「火鉢」なんて、昔はどこの家にもあったので、どんな家族に出会っても、住む場所には困らなかったです。

しかし、最近は、観賞用とかで、立派な水槽で生活する場合が増えています。

水槽って、いろいろな装置や、メンテナンスが必要なこともあり、一般家庭にはないのでは!?

 

そのためか、水槽のない家だと、「家に持って帰ってどうするの!?」ってなりますよね。

 

結果、飼うのに困ったら、「疎水」や「宇治川」に放流???

いやいや。これはNGです。生態系が崩れたりするので。

 

もし困ったら、近所の熱帯魚ショップに相談してくださいね!

ただし、どこでも引き取ってくれないですよ。普段から仲良くしているなら別ですがね。

 

飼うのに困りそうなら、最初から「金魚すくい」をしても、持ち帰りをしない!

ですね。

 

ちなみに、京都にはないですが、「日本観賞魚振興事業協同組合(http://www.jafa-net.org/)金魚の引き取りを実施しているそうです。

後は、「ジモティー(https://jmty.jp/)」に投稿して引き取り先を探すとか、小学校に相談するとかですね。

 

あっ!

ここの質問は、「伏見のココが好き」でしたね。

ズバリ、今の飼い主さんの家です☆

Q4. オススメのお店・場所

おススメは、やはり!!!

 

ずばり「巨椋池」です!

今は、ありませんがね。

 

そこには、たくさんの仲間達がいましたよ。

そんな巨椋池。残念ながら、昭和初期に埋め立てられました。

今は、小倉や巨椋などの地名が残っているです。

あっ、ここは宇治でしたね!

 

ちなみに、2023年8月20日(日)に、大和郡山市で「第28回 全国金魚すくい選手権大会」が開催されます!

開催後、ニュースなどで紹介されると思いますので、また見てくださいね。

 

あっ、ここも伏見ではなかったですね。。。

Q5. 今後の目標

もちろんこれですね!

 

ずばり『金魚すくい』の復活です!

『金魚すくい』そのもは、江戸時代後期に誕生したと言われています。

当時は、すくうだけで持ち帰りはできなかったようです。

しかも、手で掴み取ったとも!?

 

その後、明治から大正くらいから、持ち帰りが可能になり,持ち帰り缶で、自宅へ持ち帰っていたようです。

この頃に、金魚すくい用の道具、和紙を貼った「ポイ」も登場したようですね。

 

ビニール袋での持ち帰りは、昭和30年頃かららしいです。

この頃は、石油を原料にした商品の流通が盛んになった時期です。

 

そんな歴史のある「金魚すくい」。

この文化は守っていきたいですね。

 

『偽金魚すくい』ではダメです!!

 

ちなみに、オイラ達、金魚は「動物愛護法」の適用外です。

金魚すくいが動物虐待になる!という人がいますが、そんなことはありませんよ。

 

ちゃんと、責任を持って持ち帰る、あるいは、お店に返して持ち帰らない等、マナーを守れば問題ないです。

Q6. まいぷれスタッフ独自調査中!最後の晩餐に食べたいものは?

もちろん懐かしいこれです!

 

お麩」です!

昔は、オイラ達の食べ物というえば「お麩」でした!

最近は、私たちの食べ物は人工的な餌ばかりで、この「お麩」は懐かしい食べ物です。

 

「お麩」は、グルテンを主な原料とした加工食品です。グルテンは小麦粉を水で練ることで作られています。

 

あっ~!懐かしい!

【編集コメント】

ほんと最近、金魚すくいを見なくなりましたね。

最近は、なかなか一般家庭では飼えないのが原因なのでしょうか。

 

ところで、金魚ではないですが、雨の日のシンボル「アメンボウ」も見なくなりました。

子どもの頃、よくザリガニ採りに行きましたが、そんな子供はどこにやら。

家でのゲームがメインになり、外で遊ぶことが少なくなっていますね。

 

小さいころから、動物や昆虫に触れ合うことが少なくなってきた子供たち。

もっと!もっと!泥んこになって遊びましょう!!!

(取材 編集長の心の叫び)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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