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伏見人

服部加奈子さん(ふしみ子ども新聞/編集長) vol.153

シカクい大人と子どものサンカクで社会をマルくする、「ふしみ子ども新聞」の服部加奈子さん☆

本日の伏見人は、『ふしみ子ども新聞』を編集、発行されているinote+Pの 服部加奈子さんにお話を伺いました。

 

高齢福祉に20年携わる中、与えられた地域連携室室長の役職。

地域の人との関わりを考える中で出会った“ソーシャルキャピタル”という言葉。

 

地域の社会資源を知ってそれ同士が繋がり広がる方が世の中はきっとハッピーになる! 

という事に気付き、地域同士が繋がる仕組みをどう作っていこうと考えた時、引き寄せられるように出会った子ども新聞。

 

子ども新聞の活動をするなかで、試行錯誤しながら様々な要素を取り入れ作った“誰もができる仕組み”とそんな子ども新聞のこれからの展望とは?!

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか?

突撃取材はする側もされる側もドキドキ。笑顔で取材が出来るようサポートされてました♪

これまでに創刊した子ども新聞と誰でも簡単に楽しんで貰えるよう考えた“わくわくワーク枠”

見ためは普通のオトナ、中身はちょっとおもろい元子ども

 

自称クリエイティブ介護福祉資と名乗っている私なのですが、現在地域の子ども達と一緒に“ふしみ子ども新聞”の活動をしております。

 

これまで20年近く高齢福祉の仕事に携わる中で地域連携室室長という役職を担う時期がありました。

その当時、自身の働く事業所を地域連携させていくという課題があったのですが、その中で“ソーシャルキャピタル”という言葉と出会ったのです。

 

“ソーシャルキャピタル”とは信頼関係、繋がり、お互い様の気持ち、この3つを指す言葉で、ソーシャルキャピタルが高い人程幸福度は高まるそう。

つまり皆がソーシャルキャピタルを高めたらみんな幸福になる。地域の取り組みや社会資源の発掘、それらをどういう風に活用し広められるかを上手にやっていけば世の中もっとハッピーになるんじゃないかな?と思ったんです。

 

そして、これからの子ども達にもソーシャルキャピタルを高めてハッピーに暮らしていって貰いたいという思いがあり、地域の方との信頼関係や繋がりを、子ども達自身が作れるこの活動を始めてみようと思いました。

Q2. 大切にしていること/こだわり

 

取材で子ども達が自分の言葉で質問しやすいような仕組みを考えられてます♪

わくわくワーク枠を気になる物に合わせて写真をパシャ!オモシロイを発見!

子どもらしい受け取りかた、子どもらしい表現を大切に。

 

子ども達に取材を行って貰うにあたって、先ずは何を言っても大丈夫という “安心な空間”を作ることを心がけています。

子ども達もそれぞれで、初めての場所や人に対してカチコチに固まってしまう子も少なくないので、先ずは私から少しでも緊張を取り除ける空気を作り、そして近い距離で質問ができ、素直で真っ直ぐな取材が行えるようサポートしています。

 

シカクい大人と子どものサンカクで社会をマルく

 

というフレーズを現在子ども新聞では掲げているのですが、サンカクとは、参画と三角をかけていて、四角い頭の大人達の中に子どもが参画していく事で、社会が丸くおもしろくなる。という事なんです。

 

私は子ども新聞を通して子ども達に自分達が暮らすこの町をもっと面白がって欲しい。

その結果、自分の好きな町を子ども達も一緒になってどんどん作っていって欲しい。

 

そんな風呂敷を広げれる場所が子ども新聞であればいいなと思っています。

Q3. 伏見のココが好き!!

服部さん自身も親しみやすく気取っていないのはそんな“伏見人”の人間性なのかも?!

京都の人であって京都の人ぽくない?!そんな伏見の“人”が好き♪

 

伏見の人は良い意味でシュッとしておらず、なんというか気取っていないなぁと感じるんです。

凄く付き合いがしやすい、親しみやすいなと思う事が多いですね。

 

また地元でもあり現在も暮らす向島は超多文化共生な地域!

団地も多く色んな人が暮らしているという事を、より強く感じる事が出来る地域。そんな地域で育ったお陰で枠に捕らわれない人の見方が出来る力が付いたようにも思います。

 

そんな何にもないようで何でもあり! 

と思える辺りも伏見の好きな所ですね。


Q4. オススメのお店・場所

甘くて子ども達にも大人気のバターチキンカレー♪

向島にネパールの香り。バグワティ・タージ・マハル

 

最近オススメのお店は向島にあるネパールカレー屋さん

 

ネパール人のオーナーさんが作られるカレーは本場の味なんだけれどもどこか日本人にも馴染みのある食べやすい味。

特にバターチキンカレーは絶品で子ども達も大好物♪

 

オーナーさんはいつも笑顔で挨拶してくれる気さくで素敵な方。そんな所も大好きな1つですね。

近所にあるのでしょっちゅう行ってしまいます♪

Q5. 今後の目標

子ども新聞のこれからを愉しげに語られる服部さん♪

フレームからはみ出んばかり…いやはみ出しまくりの素敵な笑顔♪

全国の各学区に子ども新聞局を作りたい!!

 

子ども新聞は他の地域で既にある活動の1つなのですが、みんなに広めてみんなで社会参画というのを考えた時に、始める事のハードルをいかに下げれるかが大事だということに気がつきました。

 

専門的な知識を持った人や、先生等がやるのではなく、誰でも出来る子ども新聞活動としてやりたくて。
普通の主婦である私がやり、そして誰でも楽しくやれる仕組みでそれを行う。

 

やりやすい形を作れば誰でも気軽に始める事ができ、また継続していけると思うんです。

もし全国の各学区に子ども新聞ができ、子ども達が社会参画したらきっと社会は大きく変わるんじゃないでしょうか?

 

子ども新聞で“社会が変わる”そんな事も起こるかもしれないと思うとワクワクします♪

Q6. まいぷれスタッフ独自調査中!最後の晩餐に食べたいものは?

パパイヤは抗酸化作用も高くスーパーヘルシーフード!

 

パパイヤカレーです!

 

実は、inote+Pの“”はパパイヤのPでして、私パパイヤ栽培もしているんです。

パパイヤを栽培するなかで作ったパパイヤカレーが美味しくってヘルシーでハマってしまって♪

もともとのカレー好きもあっていつでも食べたい大好きな一品です♪

【編集部コメント】

 

少子化ということもあり、私が子どもの頃に比べると子ども達の数も随分少なりました。その一方、大人の数は一定数要るものの、個人商店や近所付き合いができる機会の減少で私達が子どもの時より地域の子どもと大人が関わる機会も少なくなってきているように思います。

子ども新聞を通して、子ども達が色んな大人に触れていくという事、それは家にも学校にもないまた別の答えを子ども達自身が見つけるきっかけになるのではないかと私は思います。

町をオモシロクするのは未来である子ども達!

様々な地域の方に子ども新聞を取り入れて皆で協力しオモシロイ日本の未来を創って欲しいと思います。

 

(取材 ちーこ)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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