伏見人
残される人達のための『終活』をもっと身近に広めたい、清水順子さん☆
本日の伏見人は、『まごころサービスの有料介護施設紹介センター』の終活ライフケアプランナー清水順子さんにお話を伺いました。
『終活』とは、もし明日あなたが死んでも家族や大切な人が困ることのないようにしておく事です。就活ライフケアプランナーは、その終活に関わる様々なアドバイスやサポートを行う職業です。
幅広い知識が求められるこのお仕事に、興味津々のインタビューとなりました☆
私が終活ライフケアプランナーになろうと思ったきっかけは、13年前に主人が他界し人生ががらっと変わったからでした。お葬式、遺品整理、会社経営、お金の管理、自身の美容専門学校の経営等、考えなければならない事が山積とあり悲しむ間もないくらい大変でした。
死は皆さんに必ず訪れます。痴呆や病気で寝たきり状態になると自身の要望を伝えることが困難になり、家族も大変です。
元気なうちに希望や要望をエンディングノートに残しておく事をおすすめしています。
具体的なアドバイスとしては、まず一人ひとりの悩みや要望をお聞きします。
相続、遺言、保険、葬儀の希望、お墓、自身の介護など、ご本人やご家族の悩みにアドバイスをします。
エンディングノートや老後のことを決めておくことで、終活者や家族が安心し満足いく終わりを迎えられます。
あまり堅く考えずに、自分の希望を形にするくらいの気持ちで相談してみてください。
父から受け継いだ家系図(チョッポ)
私のルーツは韓国にあり、日本と韓国の文化をどちらも大切にしています。
父が戦争で日本に連れてこられていなかったら、私は韓国で生まれていたかもしれない。日本で生まれていなかったらどんな人生だったのか、考えずにはいられません。
なので父から聞かされた戦争の話や韓国の風習、家族の話は、自分の子や孫達にも受け継いでいくつもりです。
ハングル文字を作った世宗大王(セジョンテワン)を祖先に持つ父から受け継いだ家系図(チョッポ)は、私の家宝です。
伏見は交通の便がいいのに、自然がある所が魅力ですね。健康維持のために、桂川沿いをよく散歩しています。
環境が良く住みやすいので、伏見以外に住もうとはあまり思わないです。
おすすめのお店は、事務所の横にある『四川料理 味苑 赤池店』です。本格的な四川中華を堪能できます。美味しくて、ボリュームも満点なので家族で食べに行きます。
私たちの氏神様である『城南宮』もおすすめの場所です。毎月の朔日参りは欠かさず行っています。子や孫達の、お宮参りや七五三もすべて城南宮にお参りしました。家族の思い出の場所ですね。
以前ヨーロッパ地中海クルーズの旅に行き、とても楽しく有意義な時間を過ごせました。
特に、モナコとスペインはおすすめです。綺麗で情緒があって、とても良かったです。
海外は飛行機が大変なので、今度は日本一周クルーズに行きたいと思っています。そのために元気でいること、それが目標です。
父や母から受け継いだ私の韓国料理のレシピは、娘やお嫁さんに覚えてほしいと思っています。特に、参鶏湯、テールスープ、ユッケジャン、チャプチェは、絶対に受け継いでほしいレシピです。
最後の晩餐は、私が作った参鶏湯を家族皆で食べたいです。
【編集コメント】
順子さんは保険の話や美容の話と、幅広い知識を持っておられてとても勉強になります。私の憧れの女性です!食事の好みも合うので、ぜひレシピを教えていただきたいくらい♪
実は、李大佑先生をご紹介頂いたのも順子さんなんです。世宗大王を祖先に持つ順子さんの人生も、本になるくらいとても興味深いです。いつか出版してほしい。
エンディングノートは、私の母にもをさりげなく勧めてみようかと思っています。
最近ではSNSやネットバンキング等のデジタル遺産を、どう家族に共有しておくかも話題になっていますよね。
終活はお年寄りだけでなく、働き盛りの世代にも必要なのかもしれませんね。
(取材 ばらやん)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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