伏見人
技術向上に貪欲なまちの自転車修理職人、竹中康夫さん☆
本日の伏見人は、伏見桃山で街の自転車屋さん『サイクル840』の店主、竹中康夫さんにお話を伺いました。
まさに職人と言っても過言ではないほどに、ストイックに自転車修理に挑む竹中さん。
真摯に技術に向き合っているからこそ、たくさんの街の人から慕われているのだと感じました。
新車の整備・点検中です。
ママチャリからスポーツバイクまで、あらゆる自転車の修理と販売を行っています。
小さい頃から機械いじりが好きで、おもちゃを修理したり、家の大工仕事をしたりしていました。
はじめに就職した会社では、カー用品部門に配属。レベルの高い知識を求められる環境でしたが、一つひとつ身につけていくことに楽しさを感じましたね。
今は自分のお店を持ち、自転車修理のエキスパートとなるべく、日々自転車と向き合って仕事をしています。
店名の840の数字は、名前の『やすお』から付けました。『はちよんまる』と読んでくださいね。
ロゴマークはオオシロアサホさんに作ってもらいました!
それぞれの自転車に合わせた最適な修理を行うことです。
例えば、タイヤのチューブ交換。
マニュアル通りに付け替えたとしても、不具合が起こる可能性があります。
それは、自転車にはバランスがあるからです。
全体のバランスを調整してから付けないと、いくら新しい部品に替えたとしてもベストな走行はできないんです。
え、どうやってバランスが分かるって?
それは長年の経験からくる勘でやってるから、伝えるのはなかなか難しいですね~。
いろんなお祭りでお神輿を担いでいます!
商店街の仲間たちと山登り!蓬莱山からの琵琶湖バレイのテラスにて。
※『京極屋』さんとは仲良しです!
生まれてからほとんどの時間をここ、伏見で過ごしています。
そら、学生時代は外の世界がきらびやかに見えていて、東京に憧れを抱いていた時もありましたよ。
でもこの歳になり、街の文化を作っていく立場になって、ようやくこの街のおもしろさが分かってきましたね。
知っている人も多いし、みんな話しかけてくれるし、居心地良いですよ。
仲良しの『居酒屋 ろくちゃん』ご夫婦と常連さんと一緒に淡路島へ遊びに行ってきました。
もちろん、この街の商店街全域です。
伏見大手筋商店街・納屋町商店街・風呂屋町商店街・竜馬通り商店街・中書島柳町繁栄会辺りは、プライベートでも仲間と行き来しています。
この街のメンバーとは絆も深く、商売を超えた繋がりを感じています。
飲み屋も多くていいですよ。
トライアスロンにも挑戦しています!
競技用自転車の修理もお任せください!
技術はどんどん向上していきたいです。
貪欲過ぎて、自分でも気持ち悪いくらいです。笑
極力『できません』は言いたくなくて、なんとかしてあげたいし、なんとかしてきました!
会社という組織にいると、上司の目が気になってすぐに実行できないし、冒険もできません。
だから自分はこれからも自分自身で責任を負える環境の中で、自転車と向き合っていきます。
自転車で困ったことがあれば、何でも相談してください!
健康に関しても、運動不足で身体が言うこと聞かへんようにならないように、いつまでも身体がシャキシャキ動くよう運動を続けていきたいと思っています。
ちぃちゃい時からずっと色んな運動をして生きてきたので、運動を止めると後戻りできひんようになって人生の敗北感を感じてしまいそうで怖いんです(笑)
今はテニス・ジム・プールと、NASさんの売上にしっかり貢献させてもらってます!
最後の晩餐もわいわいがやがやいきましょう!
何を食べるかよりも、シチュエーションの方が大事だと思っています。
自分だけが死ぬ直前だったとしたら、枕元でどんちゃん騒ぎしていてほしいかな。
地球絶滅の直前なら、同じ思いの仲間とどこかの酒場で集まって飲んでると思います。
食べ物は何でもいいですね。
【編集コメント】
『極力、できませんは言いません』
そんな竹中さんの熱い職人魂にいつも心を打たれる私です。
会社や組織に所属していると、『もっとやってあげたい』と思っても、会社のルールに削ぐわないことやリスキーなことはなかなかできなかったりします。
だから自分のお店を持って、全て自己責任で修理に挑む竹中さんは、本当にカッコいいと思うのです!
(取材 さおしー)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。