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伏見人

北川 幸宏さん(株式会社 北川本家/代表取締役社長) vol.226

この地で長く愛される『定番酒』を作り続ける酒造組合の新・理事長さん☆


本日の伏見人は北川本家の代表取締役社長である北川幸宏さんにお話を伺いました。

 

伏見で長く続く老舗酒蔵、北川本家さん。

様々な質問の随所に、酒造りや伏見を愛する北川さんらしい答えがあったように感じました。

 

また、お話を聞かせていただく中に、お酒を通して北川本家さんがどんな企業でありたいかをふと感じる瞬間がありましたよ。

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか?

北川本家といえば富翁。京都の歴史とともに育まれた定番酒☆

直営店のおきな屋さんの店内には、捻ると日本酒が出てくる夢のような蛇口が!

伏見で400年続く『北川本家』

 

北川本家は、伏見で日本酒「富翁」を主力商品として酒造業を営んでおります。
江戸時代のはじめ明暦3年(1657年)に現在の製造免許にあたる造酒株が制定され、伏見奉行所の記録に北川本家の屋号「鮒屋(ふなや)」もあることから、400年近く前から存在する酒蔵ということになりますね。

 

伏見の酒蔵というと、日本酒のみのイメージがあると思うのですが、北川本家では日本酒のみならず米焼酎や梅酒などのリキュールの販売もしています。

 

日本酒を造る過程で出てくる酒粕や、吟醸酒を造る過程で出てくる米ぬかを使用し、米焼酎を造りまたそれを加工し梅酒にしたりと、昔から人々にとって大切なお米を無駄にせず大切に使用し、美味しく楽しんで貰えるお酒を提供しています。

Q2. 大切にしていること/こだわり

かつて北川本家の蔵として使用されていた建物。その佇まいから歴史を色濃く感じることができます。

人の日常に寄り添った美味しさを大切に

 

北川本家の主力商品である『富翁』のブランドアイデンティティーに“歴史を感じる京の定番酒”という言葉があります。

 

最近では、日本酒の味も様々なものが出てきています。これは日本酒を造るための酵母の開発が様々な場所でさかんになり、華やかな香りを出す酵母が出てきたからです。飲み口の良さもありフルーティな日本酒が好まれているからですかね。

 

富翁はどちらかというとそんな甘くフルーティな味わいというものではなく、いつも口にする和食と良く合い食事をしながら楽しめるスッキリとした日本酒です。

 

日常に寄り添った酒として楽しんで貰いたいという思いがあるので、ちょっと特別なスイーツという感じではなく、親しみやすい酒としてついつい二杯三杯と飲みたくなる、そんな美味しさを大切にしています。

蔵開きでは社長自らがお酒を注がれる姿も♪

秋の蔵開きはこの季節に出来た新酒を楽しめる伏見の秋のお楽しみday♪

Q3. 伏見のココが好き!!

日本酒造りに最適な土地伏見

 

ワインの場合は原料がぶどうなので、ぶどうの産地で造られることが多いと思うのですが、日本酒の原料は米なので保存と輸送が出来るという特徴があります。

 

伏見はかつては港で栄えた町。

水路によって繋がっている様々な地域から米を運んで来ることが出来ました。また、酒造りには米と同時に大量の水を必要とします。米を運ぶ道があり、そして良質の水があるここ伏見は、立地的に酒造りに最も適していた場所だと思います。

 

そんな酒造りに恵まれた土地柄が伏見の好きなところですね。

Q4. オススメのお店・場所

北川さんオススメの伏見港。撮影時、丁度船が川を渡っていきました☆

あらためて見つめ直したこの地域の風景

 

コロナ以降、これまでより地元をよく歩くようになりました。

その結果、当たり前の風景だった伏見の町の景色を改めてじっくりと見る機会が増えましたね。

 

そんな伏見の景色の中で、僕が好きな場所は伏見港から三栖閘門や宇治川の本流が見える場所です

現在は、日本唯一の川の港として船着き場を作る工事をしているので、来年の完成がとても楽しみです。

 

もう1 つは、明治天皇陵のある伏見桃山御陵ですね。

ここは繁華街の喧騒さを感じさせず、自然豊かな道をゆっくりと散歩することができるので、たいへんオススメです。

伏見桃山陵の西側から入って、大階段を降りてから桃山南口方面までのコースですと、気づいたら一万歩近く歩いていますね。

Q5. 今後の目標


この地域の魅力を通して伏見を盛り上げ、また、様々な人に伏見の酒を楽しんでもらいたい

 

私たちの感覚で言うと伏見と言うのは南浜板橋といった界隈のことです。

 

伏見区内も一部地域では、国内外問わず観光客で溢れているという現状です。しかし、この辺りにも、現在でも残る歴史的な町並みや景観、多くの酒蔵、また魅力的なお店もたくさんある。

 

ですので、この地域の魅力を生かしこの地域にもっと人が賑わうきっかけを作っていきたいですね。

 

もう1つの目標は、日本酒を世界の人に知ってもらうということです。

 

現在15ヵ国ほどの国々と取引があるのですが、やはりまだまだだなぁと感じています。

実は「清酒」は海外でも製造されています。昔は清酒と日本酒はイコールだったのですが、現在では日本の国産米を使用し日本で造られているもののみが“日本酒”と呼ばれています。

 

そんな日本のブランドである“日本酒”をもっと広く海外の方にも楽しんでいただきたい

とはいえ、「酒だけ飲んでくれ」ということではなく、日本食と一緒に楽しんでもらい、日本特有の風味を持つ醤油や米酢など、それぞれの発酵食品とともに、文化として日本酒の魅力に触れていただけたらなぁと思います。

 

Q6. まいぷれスタッフ独自調査中!最後の晩餐に食べたいものは?

酒造りにも欠かすことのできない大切な存在で…。

 

うーん…。食べるのは好きですし、食べたいものも色々あるのですが、そうですね…1つ何かというと普通にお米が食べたいかな?

酒造りとして無くてはならないものでもあるのですが、ただ単純にお米が好き

 

なので最後の晩餐は普通に白いごはんがいいですね。

 

■『北川本家』直営のアンテナショップ『おきな屋』

おきな屋

酒(日本酒)小売 / お米販売、精米

こだわりの日本酒と、お米の美味しさに出会えるお店

京都市伏見区村上町370-6

【編集コメント】

伏見で長く続く老舗酒蔵の社長さんという肩書きに、とても緊張していた私なのですが(ほんまか?)、そんな私の緊張を吹き飛ばす、少年のような無邪気な笑顔が素敵で親しみやすい雰囲気をお持ちの北川さん。

 

そんな北川さんが代表を勤められる北川本家さんが長い歴史の中で大切な思いのもと造られてきた日本酒。

どんな時間に食べても口にしやすい和食のように、様々なシーンで人々を笑顔にし、世界中から愛され親しまれる酒になっていって欲しいと私も思いました♪

 

取材をさせていただいて、朗らかな社長さんとお話をしているだけでなんだか一杯…いや、二杯~三杯と呑みたくなってしまったちーこちゃんでした☆

 

(取材 ちーこちゃん)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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