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伏見人

中田絢子さん(伏見の写真館これから)vol.081

伏見のこれからの街の記憶を紡ぐ「写真館」を

京都・伏見を拠点に、伏見の魅力を発信してゆくべく、カメラマンとして「伏見の写真館これから」の運営をしている中田絢子さん。

 

出身地の高知から岡山での写真漬けの大学生活を経て、地元高知で、偶然見つけた写真館での求人をきっかけに、カメラマンとしてのキャリアをスタート。

その後、福岡に移住。旦那さんの転職をきっかけに京都・伏見の地へ。

そして、偶然住み始めた伏見の地で、伏見の人や土地の魅力を知り、

この土地の魅力を伝えいきたいという想いから、写真館をはじめることに。

それには、大手筋にかつてあった写真館の閉業を目の当たりにしたことが大きかったと語ってくれました。

この街の記憶を残してゆく場所がなくなってしまうことへの寂しさ。

そうした状況から導き出したのは、自分で新しい写真館を作る!という答えでした。


そんな伏見の新たな記憶を紡ぐ「伏見の写真館これから」の中田さんにお仕事のことや、

伏見の魅力をお聞きました!

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか?

伏見の写真館これから・中田絢子さん / お仕事のお写真より

伏見の魅力を発信する『写真館』と多岐に渡る『写真のお仕事』

 

フリーランスのカメラマンとして活動しながら、伏見を拠点に「伏見の写真館これから」という予約制の写真館を自宅の一角を使って運営しています。

写真館では、家族の写真や個人のポートレートを中心に写真撮影を行なっています。

その他にも、企業やお店からのご依頼で、伏見を中心に京都全域、時には大阪にまで足を伸ばしながら、素敵な一枚を収めるべく、写真撮影を手がけています。

伏見の写真館これから・中田絢子さん / お仕事のお写真より

伏見の写真館これから・中田絢子さん / 伏見スナップ撮影より

Q2. 大切にしていること/こだわり

伏見の写真館これから・中田絢子さん / お仕事のお写真より

街の記憶を未来へと繋いでいく

 

写真を通して、大好きな伏見の魅力を発信していくことを大切にしています。

特に写真館を運営していく上で大切にしているのは、

「街の記憶を紡いでいく」ということ。

この想いは、高知でカメラマンとして働いていた時の写真館の社長が教えて下さった言葉がもとになっています。

それは、写真館の役割は、来て下さったお客さまを撮影するだけでなく、

街に住む人や風景を写真で残していくことで、街の記憶を紡ぎ、土地の歴史、ひいては日本の歴史を紡いでいくこと、という言葉。


この言葉を大切にしながら、日々伏見の人や風景の魅力に耳を澄ませながら、

今日もまた素敵な一枚を探し求めて、写真を撮影しています。

伏見の写真館これから・中田絢子さん / 伏見スナップ撮影より

伏見の写真館これから・中田絢子さん / 伏見スナップ撮影より

Q3. 伏見のココが好き!!

伏見の写真館これから・中田絢子さん / お仕事のお写真より

親しみやすく、ざっくばらんな伏見に住む人たち♪

 

なんといっても、ざっくばらんで、親しみやすい伏見に住む人たちが大好きです!

夫の転職を機に偶然に住むことになった伏見という土地の魅力に引き込んでくれたのは、

そうした素敵な伏見の人たちのおかげ。

そんな伏見の人たちの素敵な笑顔を引き出し、写真を通じて、この土地の人の魅力を届けていきたいと考えています。

最近の仕事では、納屋町商店街の店主の方々を撮影させて頂く機会にも恵まれ、もっともっとそうした素敵なご縁を繋ぎながら、広げていきたいと思っています。

伏見の写真館これから・中田絢子さん / 伏見スナップ撮影より

伏見の写真館これから・中田絢子さん / お仕事のお写真より

Q4. オススメのお店・場所

藤森駅から徒歩数分!田舎のようなのどかな風景が広がっています。(まいぷれ撮影)

のんびり、のどかで自然あふれる隠れスポット

 

住んでいる人の魅力だけなく、何気ない街並みや自然の中に、

心に残る風景がたくさんあるのが伏見の魅力。

ふと散歩していると、街のほど近くにも思いがけない豊かな自然が広がっていて、

様々な素敵な驚きや発見が満ち溢れている街だと思います。

最近の私のオススメの場所は、藤森駅のほど近くにある、

眞宗院というお寺の近くにある竹林エリア。

駅の近くとは思えないほど、のどかな自然が広がっていて、ゆったりと、のんびりとした時間を過ごせる場所。

いつかこんな場所で、美味しいコーヒーを提供しながら、アトリエや写真館が出来たら良いなと夢を膨らませています!

 

市内の街並みも見渡せます!何度も言いますが...ここ駅近なんですよ!しかも伏見...(まいぷれ撮影)

竹藪に差し込む光が美しく!そしてなんとも哀愁のある建物が...何度も、何度も、いや何度でも。。...駅近です......(まいぷれ撮影)

Q5. 今後の目標

伏見の写真館これから・中田絢子さん / お仕事のお写真より

これからの伏見に寄り添う写真館を

 

写真を撮り続けること、そして伏見の魅力を発信していくこと。

この2つのことを大切にしながら写真館、そしてカメラマンとして活動していきたいと考えています。

これからも日々、目の前のことを大切にしながら、色々な出会いを楽しみ、ご縁を紡ぎながら写真を撮っていきたいと思います。

「伏見の写真館これから」という名前に込めた、従来の写真館では出来なかった、これからの時代に寄り添う新しい写真館の在り方を模索しながら。

これからも一人でも多くの素敵な笑顔に出会えることを何より楽しみにしています!

伏見の写真館これから・中田絢子さん / 伏見スナップ撮影より

伏見の写真館これから・中田絢子さん / 伏見スナップ撮影より

名  称伏見の写真館これから
関連情報» 「伏見の写真館これから」ホームページ

【編集コメント】

 

今回取材した私は、何を隠そう写真大好き人間。

取材のお話だけでなく、カメラトークにも花を咲かせてしまいました。笑

そのカメラのお話しの中でとても印象に残っていたのが、中田さんが大切にしているという、

尊敬されている写真家の佐内正史さんの言葉。

「写真を撮る時、大切にしているのは、“純粋“ではなく、“純情“な想い。」

その「純情」という言葉には、どこか泥臭く、ひたむきで、向き合うものへの真っ直ぐな想いが込められているような気がします。

きっと「伏見の写真館これから」には、中田さんの伏見への「純情」な想いが詰まっているのだなぁと取材後の帰路、京阪電車の車窓を眺めながら、感慨にふけったのでありました。

 

(取材 わったん先輩)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。