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伏見人

中西浄華さん 優華さん (姉妹タップデュオ 華~puspa~)vol.046

妥協せず、求め続ける。タップダンスを今よりもっと遠くへ届ける姉妹タップデュオ 華 ~puspa~


今回の伏見人は、姉妹タップデュオ 華~puspa~(以下ぷしゅぱ)の中西浄華さん、優華さんです。

 

世界大会で優勝されたご経験もある、日本を代表するタップダンサーのおふたり。

パフォーマンス以外にも、ワークショップや講演会など、表現する活動をたくさんされています。

 

伏見で生まれ育ち、世界で活躍するおふたりに、お話を伺ってきました。

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか?


姉妹でも、パートナーでもあり、ぷしゅぱという一人格。

浄華さん:メインのお仕事は、パーティや式典でのパフォーマンスです。

他にもレッスンはもちろん、教育機関から依頼をいただいて、タップダンスの体験をしてもらったりしています。

 

優華さん:たまに講演活動やエッセイ、モデルみたいなことをさせてもらったり。

基本はダンサーなんですが、それを見てくださった方のご依頼に合わせて、ご縁を頂くこともあります。

魅せることと、教えること。そしてそれ以外の活動があるという感じですね。

 

浄華さん:ふたりでの活動が9割。以前、妹が韓国に3か月半ほど留学をしたときは、私たち自身よりも周りが心配していました。

優華さん:姉妹として共有することと、仕事仲間、パートナーとして共有することに境目がないし、

ほぼひとり、みたいな感じですね。(笑)

 

浄華さん:ぷしゅぱという人格、みたいなね。でも最近は、個人の時間も作ってみようと思って。

優華さん:この1年のタイミングをきっかけに、もっと自分の個性に目を向けてやってみようと。そうすることでぷしゅぱも変わってくると思うので。

浄華さん:やっと外からプシュパを見る日が来た、という感じですね。(笑)

Q2. 大切にしていること/こだわり

妥協をしない、ぷしゅぱという軸。

浄華さん:デュオって最小の複数なので、どっちかが我慢してるんじゃないかって言われることもあるのですが、ぷしゅぱの作品については、どっちもが全力を出し切れる。

やっぱり姉妹だからだね、と言われますが、私たちにとってはそれが普通なんですよね。

優華さん:出し切れないことや、妥協は一切ないですね。

全速力で、合わせようと思わなくても二人三脚できちゃうみたいな。

 

浄華さん:妥協はないという価値観を持ったぷしゅぱの活動が自分の中の軸なので、どんなことにも妥協をせず取り組みたいという感覚はありますね。

 

優華さん:そういう感覚を忘れてしまうのは、ダンスを続けるうえでよくないなって思うので。

大人になるとちょっと厳しいこともあるって分かってくるんですけど、諦めないところは諦めない、妥協しないというのを忘れないようにしたいですね。

Q3. 伏見のココが好き!

繋がれる街、誇れる街。

浄華さん:こどものころから伏見に住んでいるのですが、小学校の総合学習の時間に、いろんな経験をさせてもらえたなと今になって思います。学校の外との関わり、地域との関わりがものすごく多くて。

学んでいく場所としていろんなことを教えてもらえる地域だなって、大人になって感謝しています。

 

優華さん:地域のことを学んだ経験から、お隣さんや地域の方に目を向ける視点が養われている気がしますね。

あとは、誇れるコンテンツがいっぱいある。酒蔵や伏見稲荷はもちろん、商店街や神社のことを他府県の人が知っていてくれたりすると、ものすごくうれしいです。

Q4. オススメのお店・場所

思い出の場所、見慣れた場所でリフレッシュ。

浄華さん:宇治川派流の観月橋駅あたり。学生の頃のマラソンコースでした。

最近はあまり出かけなくなってしまいましたが、しんどいときに、ここを走ったり、歩いたり、ぼーっとしたりした思い出があります。

初日の出もここに観に行きました!

伏見稲荷に参拝に行かれる方が多いのですが、初日の出は反対側なので見えないんです。観月橋のこのあたりは山から見えるので、去年の年明けに観に行きましたね。

 

優華さん:十石船とかが通るあたりの柳があるところ。中書島のほうから歩いてくると、あのあたりはちらっと自然を感じられるというか、風情があって。

ちらっと見えた時に季節感を感じたり、コンクリートじゃないものをみるとちょっと気分転換になります。

わざわざそこに行こうってわけじゃないんですけど、ちょっとリフレッシュみたいな気持ちで。雰囲気あっていいですよね。

Q5. 今後の目標


いつまでも信頼されて、求め続けられるダンサーに。

浄華さん:タップダンスは、みる人に楽しんでいただいて、はじめて目標が達成されるというか。作品がどれだけあっても、音楽だったら聴いていただいて、絵だったら見ていただいてはじめて成り立つのとおなじですね。いつまでも作品を届けられる、信頼されて、仕事を任せていただけるようなパフォーマー、ダンサーでありたいと思います。

ぷしゅぱってどういう状態になっても消えることはないだろうなとおもっていて。

たくさんの人に呼んでいただけるぷしゅぱをずっと続けるっていうのが、一つの目標かもしれないですね。

 

優華さん:ぷしゅぱというものを求められ続けたいなって思います。

ぷしゅぱってすごいいろんな顔があると思っていて、その広さがぷしゅぱらしさだと感じています。

ぷしゅぱという、他にない「色」を追求して、あれもこれも全部ぷしゅぱって感じだよね、だからこそ面白いよねって思ってもらうことが永遠の目標かなって思います。

【編集コメント】

 

とっても気さくなぷしゅぱのお二人。ついつい色々質問してしまう私に、嫌な顔一つせずたくさん答えていただきました。

インタビューを文字に起こすとなんと一万字以上!

記事にしたいお話がたくさんあったのに、とても書ききれませんでした…。

おふたりの優しい語り口の中から、タップダンスやぷしゅぱへの熱い思い、こだわりが垣間見える、本当に貴重で楽しい時間でした。

(取材 いこましー)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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