伏見人
居心地のいい、優しくてあったかい伏見で、これからも。
私は『くつろぎダイニング てげてげ』で店長をしています。
といっても、店長になってまだ1年。
それ以前は、13年間保育士の仕事をしていました。
「飲食店の経営」はもともと社長である父の夢でした。
この店を出すにあたり、父から声を掛けられたときに、即答で「じゃあ、やるわ!」と、早速保育士をやめて、この仕事につきました。
もともとは、昨年のゴールデンウィーク中にオープン予定だったのが、新型コロナウイルスの影響で2020年6月1日に延期。
それまでの間は、店の前で弁当を売るところから始めました。
布を買ってきて手作りマスクを作って、弁当を買ってくれた人にプレゼントしたり。
ちょうどそのころマスクが品薄状態になっていたときで、手作りマスクはお客さんに大好評。
すごく大変だったけど、やってよかったなって思います。
どれだけ忙しくても、大変でも、しんどくても、ポジティブでいることは、大切にしていることかもしれません。
お店では、どんなときでも大きい声で、雰囲気が暗くなってしまわないように気を付けています。
当たり前が当たり前じゃない世の中になってしまったけど、近い将来、「あの頃は大変だったけど、乗り越えたから今があるよね」って話せるように、今をどうにか乗り越えていきたいですね。
うまれも育ちも伏見で、大学も伏見、今の旦那と出会ったのも伏見。
「好きだから住んでいる」というより、必然というか。
「伏見にいるのが当たり前」という感じです。
でも伏見から離れよう、と思ったことはなくて。
やっぱり優しくて、あったかい、居心地がいい場所だなと思います。
向島にある、二の丸保育園の通り沿いの桜並木ですかね。
どんな場所が好きかなって考えた時に、ふっと頭に浮かんだのがその景色でした。
二の丸保育園に通っていたので、小さいころからよく見ていた景色です。
大人になってわざわざ見に行こうってわけではないけれど、やっぱり春になると思い出す、大切な場所だなと思います。
個人的にはダイエットなのですが(笑)
お店は、もっと繁盛させたいですね。
「あの店、いつ見ても満席やな」って思ってもらえるようなお店にしたいです。
今はご時世的にも、お店をどう回していこうって考えることでいっぱいいっぱいだけど、いずれは何にでも挑戦できる余裕があるお店にしたいな、と思います。
そして、どれだけ忙しくても、お客様に最高のサービスを。
父の夢だった飲食店だからこそ、「お前に任せてよかった」と周りに行ってもらえるようなお店にしていきたいです。
【編集コメント】
お店に伺うと、いつも温かい笑顔で迎えてくださる牧野さん。
会うたびにほっとするので、ついつい行きたくなってしまいます。
料理だけでなく、お人柄も素敵なところが、お店の人気に繋がっているんだなあと感じる取材でした。
(取材 いこましー)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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