まいぷれ伏見編集部スタッフの
なるさんです!
御香宮神社(ごこうのみやじんしゃ)は言わずと知れた伏見の氏神様です。
表玄関には
伏見城大手門の表札が掲げてあります。
豊臣秀吉は社領を寄進して、伏見城築城の鬼門除け(きもんよけ)の神として招きました。
徳川家康も秀吉にならって社領を寄進し、本殿を造営しました。
境内には東照宮と明治天皇の勅令で再興した豊国社が共にあります。
幕末の戊辰戦争、鳥羽伏見の戦いでは新政府軍となった薩摩藩の屯所跡の石碑も立っています。
鳥居は伏見城へと続いた大手筋をまたいで立ち、秀吉の天下統一から家康の幕府樹立、幕末、明治天皇夫妻のお墓まで。かつて伏見が日本の政治の中心舞台であった歴史を物語る遺跡が、ここに集約されています。
そして環境省選定の名水百選
「御香水」。伏見の日本酒の原材料である地下水が絶えることなく湧き出ています。
硬水と軟水の違いは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの量(硬度)で決まり、硬度が高い水を「硬水」、低い水を「軟水」といいます。伏見の水は
ミネラルをバランスよく含んだ中硬水で、飲みやすくて酒造に最適な水なのです。
御香宮の名は源氏の起源、第56代清和天皇より賜ったとされています。
安産の神として、安産祈願やお宮参りをする家族連れをよく目にします。
主祭神である
神功皇后(じんぐうこうごう)は亡き夫、第14代仲哀天皇の代わりに身重のまま武装して朝鮮半島に渡り、三韓(馬韓・辰韓・弁韓。新羅、百済、高句麗の説もあります。)の動乱を治めた日本を代表する女傑と称されています。
九州の香椎(かしい)宮で生活を営み、無事出産した子が第15代応神天皇で、武勇の神、八幡神(はちまんしん)です。
御香宮の名前の由来は「御香水」に結われがありますが、「香椎」の地名にも何か縁がありそうですね。
神功皇后は伏見を拠点に国内の内乱を収めたことから、城南宮や藤森神社をはじめ伏見には神功皇后を祭る神社が多数見られます。
八幡(やわた)の石清水八幡宮は応神天皇が祭神です。
日本の超巨大古墳で著名な第16代仁徳天皇は応神天皇の息子で神功皇后の孫に当たります。
京都出身の第122代明治天皇は京都での永眠を遺言し、伏見城跡は桃山御陵となりました。
「御香水」をペットボトルに汲み入れ、喉の渇きを癒しながら
古代や城下町伏見の歴史ロマンに触れてみてはいかがですか?
なんとも贅沢な散策をぜひお楽しみください。
このコラムでは「
京都の彩り」はもとより、京都の歴史をより深化させてお伝えします。
そして
「京都」を訪れたなら、「伏見にも足を延ばそう。」と思っていただける内容にしたいと思っています。
読者様からご指摘等ありましたら遠慮なくお知らせください。
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御香宮神社(京都市伏見区御香宮門前町174)
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地図
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《アクセス》
・京阪本線 伏見桃山駅から徒歩6分
・近鉄京都線 桃山御陵前駅から徒歩4分
・JR奈良線 桃山駅から徒歩6分