伏見人
創意工夫を怠らない気さくな和食料理人、成澤 春郎さん☆

本日の伏見人は、納屋町商店街にある『季節割烹 春吉』の店主、成澤春郎さんにお話を伺いました。
料理人一筋の人生を送られてきた成澤さん。
和食の道に行かれたきっかけは、当時の時代背景がよく分かる理由でした。
その他、こだわりや目標など、何でもざっくばらんに語って頂いた楽しいインタビューとなりました。

出汁にはこだわっていて、気候や料理ごとに調合を変えています。

旬の食材をよりおいしく食べてもらうことを日々考えています。
大学卒業してからずっと、和食の料理人をしています。
中・高・大学生時代は特にやりたいこともなく、とにかくブラブラして過ごしていましたね(笑)。
子どもの頃は自衛隊に入りたいと思ったこともありましたが、近眼で目が悪かったので、その夢は諦めないといけなかったんです。
戦後しばらくは食事に苦労する時代でしたから、食に対する欲は強くあり、料理人になれば食いっぱぐれないんじゃないかと思ったのが、料理人を志したきっかけです。
いざ入ったら、厳しい世界だなぁと思いましたよ。
今みたいなハラスメントの概念もなかったので、年下の先輩からも厳しくされました。
でも、料理屋や旅館の料理長としての経験を積んで、58歳の時に自分のお店を出せたので、続けて良かったなぁと思います。

人気の春吉御膳のお弁当。彩りも大切に。

和牛すき焼き膳も人気です。
創意工夫を怠らんことです。
新しいメニューを作るんではなく、同じ料理でも少しでもおいしく提供できないか、いつも考えています。
若い時はそういうのは分からんかったですわ。
旅館の料理長をしていた頃は、1,000人くらいのお客さんが来ていましたし、自分一人でやるわけじゃなかったですから。
でも今は、自分で全てやれるから、『ここに来たらちょっと違うなー』というものを出したいですね。
あとはやっぱり熱々のできたてにこだわっています。
冷めておいしくなるものってあんまりないからね。

ランチの御膳は各限定8食です。

店内はテーブル席とカウンター席を設けています。
住みやすい街だと思いますよ。
緑も多いですし。
去年手術してからは、散歩に行くようにしているんですが、明治天皇 伏見桃山陵なんかは自然が多くていいですね。
伏見大手筋商店街辺りも物価はそんなに高くないんで、生活するにはいいと思います。
まあお店としては、なかなか値段が上げられないということになりますけどね(笑)。
散歩で明治天皇 伏見桃山陵に行く時に、時々『乃木神社』に立ち寄りますが、あそこは静かで自然も多くていいですね。
それと、私が住んでる大亀谷エリアは坂道がきついですが、高いところにあるからこその利点があります。大文字の舟形や近隣の花火大会の打ち上げ花火がよく見えるんですよ。

お店は伏見大手筋商店街から納屋町商店街に入ってすぐのところにあります。

ぜひ食べに来てください!お待ちしております。
目標なんかあらへん(笑)。
でも元気なうちは、朝ちゃんと起きて、仕事に行く生活を続けたいです。
子どもたちが大きくなるまではがむしゃらに働いてましたが、今は楽しく元気にできりゃいいかな。
あとは近場の温泉に行ってのんびりしたいかな。
旅館の仕事をしていたので、有名なところはそこそこ行ったけど、仕事で行ってからのんびりできなかったからね(笑)。
食べたいものは食べてきたからね、特にないんやけど…。
まぁおいしいおにぎりかな?
うまい米で炊いたら塩と海苔だけでおいしいからね。
他の具が入っててもいいけど、米よりうまくないとご飯がおいしくなくなるからね。
まぁそれくらいしか食べれんのじゃないの?(笑)
柔らかく炊いたやつね(笑)。
【編集コメント】
ざっくばらんに人生の軌跡を話してくださった春吉のお父さん☆
昔の料理人の世界は相当厳しかったと思いますが、その道を歩んできたからこその懐の深さを感じ取ることができました。
今はご自身の出したい料理に集中できるので、今までよりも楽しくイキイキとした毎日を過ごされているようです☆
お料理へのこだわりが素敵なので、私も大切なお客様をお連れして食事させて頂いたことがあります。
その時のこともしっかり覚えてくださっていて、とても嬉しかったです♪
(取材 さおしー)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。