伏見人
ゆったりとした時間のお供に美味しい和菓子を!伏見駿河屋の山本さん☆
本日の伏見人は、伏見桃山にある『伏見駿河屋』の代表、山本高宏さんにお話を伺いました。
これを読んで、山本さんの熱い想いを知って頂いて、煉(ねり)羊羹を伏見の名物の1つに加えて頂けたら嬉しいです☆
和菓子作りの講師も12年ほどやらせてもらっています。
長い歴史を持つ『伏見駿河屋』の11代目の経営を担いながら、和菓子の製造・販売を行っています。
和菓子作りに関しては、東山にある『菓子司 山もと』にて、修行を行ってきました。
また池坊短期大学にて、製菓クリエイトコースの学生に向けて和菓子の作り方を教えています。
『夜の梅』という名の煉羊羹。梅が咲き始めた頃の様子を見立てた風流なお菓子です。
和菓子、特に京菓子はその時その時の空間を楽しむための添え物です。
和菓子屋をしていますが、和菓子だけを楽しんでほしい訳ではありません。
穏やかに流れる時間や空間を楽しんでほしい。
ですから、デザインや味がその空間を邪魔しないように、素材を吟味するよう心掛けています。
かわいいパッケージの羊羹もございます。
伏見といえば、やはり歴史が面白い!
駿河屋は235年の歴史があります。
『当時はどうだったんだろう?』『周りの景色はどんな感じ?』とお店の歴史と重ねてみると学びが深まりますね。
納屋町商店街のちょうど真ん中辺りにあります。
納屋町商店街にお店を構える『ササキパン』さんです。
今のパンはバターをたっぷり使ったものが多いですが、ササキパンのパンは昔ながらの小麦粉の味がちゃんと分かるパンです。
ぜひ一度食べてみて下さいね!
伏見のお土産はぜひ伏見駿河屋にてお買い求め下さい。
寒天の発祥地が伏見であることはご存知ですか?
江戸時代、そんな寒天を羊羹に初めて使用し、日持ちのする新しい煉羊羹を開発したのが駿河屋です。
そんな駿河屋の煉羊羹を、ぜひ若い世代の方にも食べてみて頂きたいです。
煉羊羹を食べる時間くらいは、皆でゆったりとした時間の流れを楽しみたいですね。
店名 | 伏見駿河屋 |
住所 | 京都市伏見区下油掛町174 |
電話番号 | 075-611-0020 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
定休日 | 火曜 |
備考 |
【編集コメント】
和菓子屋さんが和菓子を添え物と仰ったことにとても驚きましたが、山本さんの和菓子を食べてみて納得です!
時間や空間を楽しめるからこそ、素材の味を活かしたシンプルなお菓子でも十分だということが実感できました☆
和菓子を通して大切なことを教えて頂いてありがとうございました!!
(取材 さおしー)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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