まいぷれ伏見区 編集スタッフ
少し防災を勉強したささやんです!
高齢者の方への対応
私も高齢者に仲間入りしたようです。
気になる内容ですね。
【取組のポイント】
○
東日本大震災の教訓として災害時の要配慮者の方への避難支援が重要な課題です。
◯
自力避難が困難な高齢者等の情報を地域で把握・共有し、災害時には迅速・的確
な避難支援ができるような体制づくりに努めましょう。
(左京区)岩倉北 ※「災害時要援護者」の登録と支援
「災害対策本部」の創設
岩倉北学区では独自で「災害対策本部」という組織を運営しています。同組織は,平成
25年に自主防災会と自治連合会等が協力して設立されたもので,総合防災訓練の企画・
立案や「災害時要援護者」の管理等を行っています。
「災害時要援護者」の登録と支援
災害対策本部では,独自で「災害時要援護者」(自主登録)の管理をしています。「災害
時援護者」は近隣の支援者も同時に登録し,防災訓練や日常の見守り,災害発生時の安否
確認等をすることとしており,約110名が登録されています。
令和元年度の総合防災訓練
「災害時要援護者」に登録した方が避難してくるという想定で,元気な人を「災害時要
援護者」に見立てて訓練を実施しました。
来年度は,可能な限り「災害時要援護者」にも総合防災訓練に参加していただいて,実
際に支援者が活動する訓練を行い,「災害時要援護者」支援の取組の充実を図ります。
(下京区)光徳 ※光徳学区各種団体との合同パトロール
光徳学区では,学区内全町内の70歳以上の高齢者独居世帯及び80歳以上の高齢者の
みで構成された世帯を対象として,防火防犯に関する啓発や福祉に関する情報提供を行う
合同パトロールが10年間以上継続して実施しています。
パトロールは,自治連合会,民生児童委員協議会,社会福祉協議会,自主防災会,包括
支援センター,老人保健施設(京都ミモザの郷)(平成31年~),消防団のほか,学区内
の老人福祉施設や病院,消防署や警察も参加しています。
この合同パトロールの特筆すべきは面談率の高さです。パトロール実施時には,おおむ
ね対象の80%~90%の方と面談できています。これは,各民生児童委員が,担当する
世帯に対し,事前に面談日を伝えていることによる効果が高いからといえます。不在世帯
についても,民生児童委員は普段から安否情報を把握しており,情報の共有を図ることが
できています。
このように,地域の実情をよく知る民生児童委員の協力による高い面談率の下,複数の
団体が一体となって,様々な啓発や情報提供を効率的に実施できるという点で,地域の高
齢者にとっては非常に有益であり,また,各種団体にとっても,地域の実態把握につなが
り,災害時の要配慮者に対する避難支援を講じるうえで効果的な取組です。
(上京区)正親 ※夜間安否確認訓練
正親学区では,正親住民福祉協議会が中心となり,自主防災会及び地域団体と連携し,夜間安否
確認訓練を実施しています。
この夜間安否確認訓練では,高齢者宅を一軒一軒訪問し,安否確認を行うことにより,地域で顔
の見える体制づくりを進めています。
近年では,この夜間安否確認訓練を総合防災訓練や普通救命講習と同日に開催し,学区全体の「防
災の日」として,地域の防災力向上を積極的に図っています。
防災訓練・防災活動事例集 ~進化し続ける自主防災組織~(引用資料)https://www.city.kyoto.lg.jp/digitalbook/page/0000002183.html