伏見人
日本の食文化“カウンター寿司”を継承していく、北倉滉大さん☆

本日の伏見人は、藤森にある『京料理・寿司 松廣』で若主人を務める北倉滉大さんにお話を伺いました。
元々は家の事情で家業を継いだ北倉さん。
今は自分の目指すお店作りのために日々学び、料理の腕を磨かれています。
今回はそんな北倉さんの海外を視野に入れたビジョンを教えて頂きました。

松廣は約60年ほど前に江戸前寿司店として始まりました。
19歳の時から、寿司・和食の板前として働き始めました。
元々料理人を目指していた訳ではなく、“誰かが家を継がないといけない”という使命感で始めています。
ですから、当初はモチベーションが人とは違い、成長もゆっくりだったかも知れません。
中小企業の経営者が集まる勉強会『京都商人塾』に通い出してから、徐々に自分のやりたいことをやっていきたいと思い始めました。
“地域の方に恩返しをしたい“という昔からの店の思いは引き継ぎながら、昔のようにもう一度カウンター寿司に力を入れたいと考えています。

関西江戸盛コンテストに出場した時のお寿司。

寿司を握り出して今年で10周年!自分の考えたカウンター寿司コースをぜひ食べに来て下さい!
自分のやりたいことをやり始めてはいますが、お客様のことを一番に考えることは忘れてはいません。
どれだけ自分がこだわったものを作っても、お客様に伝わらなければ意味がありません。
お客様はもっと別のことを求められている可能性もあります。
そのためにお客様の反応をよく見て、感想はしっかりと聞くようにしています。
また、他のお店に食べに行ったり、SNSを見ることも、お客様の声を集めるために必要なことだと考えています。

京都商人塾の企業訪問in石垣島ツアーで、アースクリーン活動に参加しました。

石垣島にある兄の店『石垣 鮨 北倉』前にて。
月桂冠の社内見学に行った時に、伏見の歴史の深さを教えて頂きました。
伏見城に豊臣秀吉が住んでいた時代から月桂冠のお酒づくりは始まっていたそうです。
つまり、秀吉も伏見のお酒を飲んでいたということです。
そう思うと感慨深いですね。
伏水と呼ばれているくらい伏見は水も美味しいので、和食を通してそんな伏見の良さも伝えていきたいです。

満開の七瀬川の桜

北倉家三兄弟の思い出のしだれ桜
七瀬川の川沿いに咲いている桜並木は本当にキレイです。
実はこの美しさに気付いたのは最近なんです!
元々家の前に桜の木が3本あり、その桜を見て毎年満足していました。
ところが、道路側に伸びてしまい危ないということで、数年前に切られてしまいました。
父が生まれた時に植えてくれて、一緒に成長もしてきたので寂しい思いもありますが、新たな蕾も出ています。
この小さな桜を眺めるのも良いですよ。


カンボジアの子どもたちにおにぎりと味噌汁を振る舞った時の様子。
現在、日本の人口はどんどん減り、法事にピザを注文するなど、仕出し弁当の需要は減りつつあります。
ですが、こういった日本文化も若い世代に継承していきたいです。
また、海外に松廣の寿司店を出店したいです。
元々外国(特に東南アジア)が好きということもあり、海外出店を目指しています。
そのために、お店を任せられる若い寿司職人をどんどん育てていきたいです。
お店の組織化も勉強していきます。

やっぱりお寿司ですね。
自分の握ったものじゃなくて、自分が育てた人が握ってくれたものが食べたいです。笑
うちの煮穴子は特別美味しいので、煮穴子のお寿司を誰かお願いします!
【編集コメント】
カウンターでお寿司が食べられるお店は随分減ってきたように思いますが、カウンター寿司は日本の大切な食文化☆ 北倉さんのように次の世代にも継承していきたいと思う寿司職人がいて下さるのは本当にありがたいことですね。
寿司職人、10周年おめでとうございます☆
お寿司好きの私としては、一度目の前で握って頂いたものを食べてみたい♪
(取材 さおしー)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。