まいぷれ伏見編集部スタッフの
なるさんです!
「伏見」は「伏水」ともいい、中硬水の地下水に恵まれた日本三大酒処のひとつ。
ちなみにあとのふたつは神戸の灘、広島の西条です。
日本酒や焼酎などの酒類を醸造、貯蔵する施設のことを「酒蔵(さかぐら)」といいます。
伏見には約20の酒蔵を街中の至るところで見かけます。
さて、
「酒蔵」のランドマークはなんと言っても煙突です。
酒造りは冬場の寒い時期での仕込みとなり、釜場で火を焚いて米を蒸す(蒸米・むしまい・じょうまい)ため、排煙を屋外へ逃がす必要があります。
これを
寒仕込み(かんじこみ)と言って細菌の繁殖を抑えながら、ゆっくりじっくりと活動させることで発酵加減をコントロールし、麹の甘さを引き立たせます。
美味く深みのある味わいに仕上がるためには温度・湿度管理が重要になるのです。
寒仕込みの時期は、暦の上で最も寒い時期「寒の内(1月5日頃~2月3日頃)」になります。
収穫間もない酒米を使用するためではありますが、酒造りの最高責任者、杜氏 (とうじ) の下で酒造りに携わる蔵人 (くらびと)さんの健康管理も大事ですよね。
そして
「酒蔵」のシンボルは杉玉(すぎだま)です。
その名の通り、スギの葉の穂先を集めてボール状にしたもので、酒造りの成功と蔵人の安全を祈願する縁起物です。
杉玉には「酒林(さかばやし)」とも言い、酒屋などの軒先に
緑の杉玉をつるすことで
新酒ができたことを周囲に知らせます。
時間が経って杉玉が
茶色に代わると、熟成が進んで「飲み頃になった!」とお客は判断したそうです。
伏見城の外堀だった濠川(ほりかわ)沿い、「月桂冠大倉記念館」の裏手は
ランドマークの煙突を背景に撮影できるフォトスポット。です。
かつて伏見港の水辺は遊歩道となっています。酒蔵・旅籠(はたご)の景観に柳、桜などが色のアクセントを添えて、その光景にみとれて写真撮影に夢中になってしまうのですが、必ず
「虫よけスプレー」を準備して散策してくださいね!
伏見には酒蔵の内部を改装して、酒造りの展示紹介や伏見の酒が味わえる食事処、お土産のショップが沢山あります。春から秋にかけては十石舟での遊覧観光も楽しむことができます。
松本酒造の酒蔵が見える
新高瀬川の堰堤(えんてい)は、テレビドラマで「金田一耕助」が、酒蔵を背景に自転車を飛ばして事件現場に向かうシーンがあったとを記憶しています。
春になると一面に菜の花に彩られ、こちらも
煙突を背景におすすめのフォトスポットです。
このコラムでは「
京都の彩り」はもとより、京都の歴史をより深化させてお伝えします。
そして
「京都」を訪れたなら、「伏見にも足を延ばそう。」と思っていただける内容にしたいと思っています。
読者様からご指摘等ありましたら遠慮なくお知らせください。
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月桂冠大倉記念館(京都市伏見区南浜町)
https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/
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地図
黄桜記念館・河童資料館(京都市伏見区塩屋町)
https://kizakura.co.jp/restaurant/country/memorial/index.html
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地図
松本酒造(京都市伏見区横大路三栖大黒町)
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地図
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《アクセス》
・京阪本線 伏見桃山駅から徒歩10分
・近鉄京都線 桃山御陵前駅から徒歩10分
・JR奈良線 桃山駅から徒歩15分