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【伏見de珈琲】スペシャルティコーヒーが買える店・飲める店

昔からコーヒーの消費量が全国でもトップクラスの京都。伏見区内にも専門店はたくさんあります。そのなかでも最近、注目されているのが“スペシャルティコーヒー”を扱うお店。ちょっと贅沢をしたい気分のときは、ぜひ足を運んでみてください。


京都のスペシャルティコーヒー☕

京都人はコーヒーが好き?

京都市は昔から消費量が多いコーヒー愛好家の町。ふたり以上の世帯における2023年~2025年の平均データでは、コーヒーの年間支出額の上位都市の第2位に京都市がつけています(ちなみに第1位は大津市)。


スペシャルティコーヒーとは

最近、スペシャルティコーヒーという言葉をよく目にすると思います。これは日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が定めた基準を満たしたコーヒーのこと。産地、品種だけでなく精製方法にもこだわり、味わいや香りが良く、トレーサビリティ(生産履歴の追跡性)が明確なことも特徴です。生産者や農園、流通経路などが記録され、品質管理が徹底された安心して楽しめるコーヒーです。


豊かな香りと深い味わい

実際にスペシャルティコーヒーを飲んでみると、その香りに陶然とし、余韻が深く長いこともあり、驚かされることが多いです。ホットだけでなく、これからの季節、アイスにしても独特の美味しさを楽しめます。


伏見区のコーヒー専門店5軒

こうしたスペシャルティコーヒーを扱う専門店は、ここ数年、京都市内で増えていますが、今回は伏見区内で評判の5店舗をご紹介します。一般的なコーヒーとはひと味もふた味も違うスペシャルティコーヒーを、お店や自宅でじっくりと味わってみてください。

ABOUT US COFFEE(アバウトアスコーヒー)【伏見稲荷】

好きな豆を選べるドリップコーヒーはこのように出てきます。これはエチオピア(800円)。

オランダの焙煎機ギーセンで焙煎されたコーヒー豆。この日は8種類(100g1800円~)。

トニックウォーターを使った「スパークリングアメリカ―ノ」(800円)は、夏にオススメ。

スペシャルティコーヒーに詳しいスタッフに相談できます。フードメニューも充実。

伏見稲荷駅から西へ、師団街道を南に下った先の路地奥にあるこちらのお店。オープンは2019年10月。オーナーの澤野井泰成さんはアパレル業界からの転身で、たまたまご縁かあって、この伏見の地に店を出すことになったそうです。
そして澤野井さんは、世界的な焙煎競技会「COFFEE COLLECTION WORLD DISCOVER 2022」で優勝。さらに注目を集めることになりました。


丁寧に焙煎された豆は、手に取りやすいものからラグジュアリーな高価格帯のものまで幅広く、店内で飲むコーヒーの提供の仕方もじつにスタイリッシュ。ドリップなども一般的な店では見られないような独特の手法を用いていて、口にすると、複雑で奥深い香りと、なめらかで余韻の長い味わいに驚かされます。


「温度によって味も香りも変わっていくので、ゆっくりとその変化を楽しんでいただきたいですね。夏は外は暑いですが、店内は涼しいので、ホットのコーヒーが冷めていく過程を試してみてください」(ジェネラルマネージャーの金川侑加さん)

 


ABOUT US COFFEE

■住所:京都市伏見区深草稲荷鳥居前町22-15
■電話 :075-644-6680

■営業時間:8:00~17:00

■定休日:不定休

RUDIE(ルーディー)【中書島】

店内奥に鎮座する焙煎機は、アメリカ製のDIEDRICH。

焙煎したコーヒー豆は、欠けた豆などを一粒ずつ丁寧に取り除きます。

この日、注文したアメリカーノのアイス(店内550円、テイクアウト500円)もダブルショット。

コーヒーの学校に半年通ってから、町家を8か月かけてリノベしたという店主の山越有加里さん。

まいぷれ伏見区編集部と目と鼻の先、竜馬通り商店街にある『RUDIE(ルーディー)』は、2023年5月にオープンして丸三年。すっかり地元に馴染んだ人気のコーヒースタンドで、エスプレッソをメインに扱っています。


「場所柄、当初は観光客の利用を想定していましたが、実際にスタートしてみたら、地元のお客さんが多いですね。近所の方がお友達を連れてきてくれたり、昔ながらの口コミで広がっているのが嬉しいです」と話すのは、店主の山越有加里さん。
焙煎機もエスプレッソマシンもアメリカ製で、時間と手間をかけて丁寧に焙煎。梅雨時など湿気が多かったりすると、微妙に調整が必要だそうです。

 

濃い味わいのエスプレッソ(店内500円、テイクアウト450円)はダブルショット。一般的なシングルの倍の量があるので飲み応えがあって、エスプレッソ好きには喜ばれます。
一番人気はラテ(店内650円、テイクアウト600円)ですが、これからの季節はエスプレッソレモンソーダ(店内800円、テイクアウト750円)もおすすめ。フィナンシェ(300円)など自家製のお菓子もあります。


RUDIE

■住所:京都市伏見区塩屋町239-1
■電話番号:なし
■営業時間:11:00~17:00(土日は10:00~)
■定休日:不定休

3S...COFFEE ROASTER(ミスコーヒーロースター)【三栖】

20種類のコーヒー豆が鎮座する店内。ワンちゃんの同伴もOK。

映える焙煎機「NOVO MARKⅡ」の横には、なんとコーヒーの木が! 実もつけたそうです。

自家焙煎したナッツも絶品の味わいで人気。ミックスナッツ(1000円)ほか。

コーヒーのテーストなど、店主の中西樹音さんに気軽に相談できます。

学生時代、イタリアに短期留学して、エスプレッソコーヒーを提供するバール(Bar)に衝撃を受けたという中西樹音(じゅね)さん。大阪のコーヒー学校に1年通い、実家の裏にあった農具小屋を改装して、2023年1月に開業。
「親が背中を押してくれて、自分の店を持つことができました。電車の駅からは離れていますが、下三栖城ノ前公園が目の前で静かな環境で、近所の方だけでなく、遠方から車でいらっしゃるお客様も増えています」(中西さん)


人気ナンバーワンのブラジルから珍しい豆まで、20種類のコーヒー豆を常時用意。
焙煎機は、メイドイン京都の「NOVO MARKⅡ」を使用。事前に連絡しておくと、焙煎したての豆も用意してくれます。


店内ではハンドドリップコーヒー(600円)、エスプレッソ(550円)などが楽しめるほか、生地から丁寧に作る「おばあちゃんのパンドーナツ」(200円)などフードもあります。
「パンドーナツにはカフェラテ(600円)がぴったりです」と中西さん。

3S...COFFEE ROASTER

■住所:京都市伏見区横大路下三栖梶原町35-36-1
■電話番号:なし
■営業時間:10:00~17:00
■定休日:不定休

こぴのおと珈琲焙煎所【横大路】

水出しアイスコーヒー(350円)。本日のスペシャルティコーヒー(350円)もリーズナブル。

店内でフジローヤルの小型焙煎機を使って焙煎されています。

シフォンケーキ(300円)は奥様の手作り。卵や牛乳など安心できる素材を使用。

店主の水口雅喜さんと奥様。評判のキムチ(300g450円~)も買えます。

2024年11月、横大路の業務用キムチを製造販売するハヤショクに隣接する駐車場スペースにオープン。以前から自宅でコーヒー豆の焙煎をしていたというご主人の水口雅喜さんは、趣味が高じて焙煎所の開業に至ったそうです。


「東南アジアではコーヒーのことを“コピ”といいます。いい豆を焙煎すると音が違うんですよ。それでコーヒーの音=こぴのおと、という屋号にしました」と笑顔で話す水口さん。

 

インポーターから直接仕入れているという上質なコーヒー豆は、味がしっかり出るよう、中煎り、または中深煎りに。焙煎機はフジローヤル(大阪にあるコーヒー機器メーカーの老舗)の小型のものを導入。ふっくらといい感じに仕上がるそうで、少しずつ焙煎して、常にフレッシュな状態で豆を販売しています。コーヒー豆の販売は100g850円から。
高品質なのに安価だというので、車で買いに来る常連客も多いとか。バスだと横大路車庫前から徒歩7分です。

こぴのおと珈琲焙煎所

■住所:京都市伏見区横大路千両松町61-3
■電話:070-9114-2014
■営業時間:10:00~18:30
■定休日:不定休

HEROES COFFEE(ヒーローズコーヒー)【醍醐】

三重県の青山高原にある風力発電所からの電気を優先的に使い、焙煎しているそうです。

店内には、前の月のランキングが。コーヒー豆はS170g1000円前後から。

店主の広田さん。開業当初から「NOVO MARKⅡ」で豆を焙煎。

購入した豆のパッケージには、「風の力で奏でる珈琲」と書かれていました。

「子供の頃から、父親が自宅でコーヒーを淹れているのを見て育ったので、馴染みはありましたが、この店は脱サラで始めました」と話すのは、店主の広田一雄さん。
開業したのは2016年の初めごろで、当初はコーヒー豆の販売と店内飲食が半々だったそうですが、コロナ禍を経て、現在は豆の販売が中心です。常に30種類近くの豆を用意されています。

「おかげさまで豆の売り上げは、ずっと右肩上がりです。醍醐エリアの方だけでなく、山科や宇治からも車で買いにいらっしゃるお客様も多いです」

 

こちらのお店の特徴は、カーボンニュートラルな焙煎に取り組んでいること。風力発電などの再生可能自然エネルギー100%の電力を用い、CO2を発生しない電力でコーヒー豆をローストしているのです。全国でも、まだあまり例がない取り組みです。

 

広田さんが丁寧に焙煎された豆でコーヒーを淹れて飲むと、とてもきれいな味わい。
これからの季節は「青嵐ブレンド」も登場する予定です。

HEROES COFFEE

■住所:京都市伏見区醍醐江奈志町10-111
■電話番号:075-205-1509
■営業時間:10:30~20:00
■定休日:月曜

(制作:インディ)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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