【マイホームに必要なお金の話】資金計画は理想と現実のギャップを埋める作業
SIMPLE NOTE 京都伏見スタジオ
「家づくり」は誰もが初めての経験であるもの。
ゆえに、住宅会社側から予算や希望する家の大きさについて質問を投げかけられても、
「どう答えていいのか分からないから困る」
というのが本音ではないでしょうか。
そんなわけで弊社では、
「予算はいくらぐらいでお考えですか?」
という質問は一切投げかけず、
一緒に予算を導き出していくという作業を最初のステップとして行っています。
いわゆる
「資金計画」という作業ですね。
では、弊社が行う資金計画とは一体どのようなものなのか。
何をどのように決めていくのか。
これについて今回はお伝えしていきたいと思います。
✔️理想と現実のギャップを埋める作業
弊社ではまず総予算を算出してからどんな場所に住みたいかやどんな家を建てたいかをお聞きするようにしています。
こうしている理由は、
自分たちの理想と現実(理想の家づくりと理想の返済)との間に生じるギャップがどれくらいあるのかをまずは知っていただきたいからです。
これを知らないまま家づくりを進めてしまうと、今後とんでもない状況が待ち受けることになるかもしませんからね。
例えば、自分が住みたい場所で自分が建てたい家を建てるとなると諸経費なども含めると4500万円かかるとします。
一方で、固定金利で毎月の返済を9万円以下に抑えたいとしたら、借入を3000万円にしないといけないため、理想の家づくりと理想の返済を両立するためには、1500万円前後もの自己資金を準備していただかなくてはいけないのです。
しかし、身内から多額の資金援助でもない限りこれだけの自己資金を準備出来る方はそうそういらっしゃらないと思います。
ゆえに、こういう状況に陥った場合、単純にローンの負担を増やすしか手段がなくなってしまうのです。
仮に準備出来る金額が500万円なら、借入が1000万円増えるため、毎月の負担を3万円アップさせるか、あるいは返済金額を抑えたいとなれば、金利が安い変動を選ぶことでそのアップを1.5万円までに抑えるか、という感じですね。
一方で、準備出来る自己資金と毎月の返済金額を先に算出した上で、家づくりを進めるようにすれば、自己資金500万円と借入3000万円を合計した3500万円の中でどのような土地を買い、どのような家を建てればいいかをあらかじめ理解した上で、土地選びと設計が出来るようになります。
つまり、
今後の暮らしに大きな負担や不安を背負うことなく家づくりをすることが出来るというわけですね。
とはいえ、実際のところ、理想と現実の間に生じる
1000万円ものギャップを埋めるのはそう簡単なことではありません。
ゆえに、弊社では住宅ローン選びや各種保険の見直し、そして貯蓄の手段の見直しなどをアドバイスしたり提案させていただくことによって、家づくりを見直すだけではカバーしきれない部分をサポートしています。
建築資材の高騰によって建築代が上がっている現在では、家づくり以外のお金の見直しも必要になっていきますね。
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